こまめな体のメンテナンス・整体で快適な状態を保つためには

身体のメンテナンス

顔や髪の手入れはマメにしている人が多いようです。では、体の手入れはどうでしょうか? 硬く縮こまった筋肉はないか。関節の稼働域は狭まっていないか……。どこかに不調が出れば慢性的な痛みが起こったり、思わぬケガにつながったりするかもしれません。そうならないための、日頃から取り組めるメンテナンスはどのようなものがあるでしょうか?

1.手入れを行う部位

1-1.髪
髪の手入れを怠ると、パサついたり枝毛になったり、逆に皮脂で毛穴が詰まったりします。手入れを怠ったり、誤った手入れを行ったりすると、抜け毛やニオイの原因になる場合も。

乾いた髪は、目の粗い柔らかいブラシでやさしくときましょう。髪のほつれがなくなるだけでなく、頭皮の血行を良くする働きもあります。シャンプー前は忘れがちですが、ブラッシングしておくのがオススメです。
シャンプーの際はなるべくノンシリコンシャンプーを選び、髪ではなく地肌をメインに洗浄します。
トリートメントは、軽く水気を切ってから揉みこむようになじませます。トリートメントは直接地肌につけると肌トラブルの原因になるので注意しましょう。
ドライヤーは60度以上の高温にならないよう気をつけながら、髪から15cm以上離して使いましょう。同じ一か所に当てすぎないように。

1-2.肌
肌の手入れを行うと、吹き出物やシミ・シワなどを防ぐことができます。男性の場合もテカリや角栓などが気になる人は、手入れを行ってみるといいでしょう。

肌の手入れの基本は洗顔です。しかし洗いすぎも良くありません。洗顔料を使うのは1日2回までにしましょう。
最初に洗顔料をよく泡立てます。手で直接顔をゴシゴシと擦ってしまわないよう、キメの細かい泡を作って肌に滑らせるようにして洗います。水温は人肌より少しぬるい程度の32度くらいがベスト。シャワーは水圧も水温も高すぎる場合がほとんどなので、入浴時の洗顔には気をつけましょう。

体には、冬場は特に保湿剤を塗ってケアしましょう。風呂上りなど、細胞が水分を含んで柔らかいときに行うのがオススメです。
保湿剤は、なるべく刺激の少ないものを選んでください。乾燥が気になる人は、肌に被膜を作って水分の蒸発を防げるように、油性成分を含んだものを使うといいでしょう。

1-3.筋肉
使いすぎれば筋肉痛になるし、同じ姿勢のままでいると凝り固まってしまいます。適度に動かして、隅々まで血をめぐらせるよう心がけましょう。

硬くなった筋肉は、痛くない程度の力で刺激して血行を良くします。普段伸ばし気味の背筋と縮め気味の腹筋は、体を伸ばしながら後ろに反らし、背筋を縮めて腹筋を伸ばすストレッチが有効。

1-4.関節
こまめに動いているつもりでも、日常生活で行う動きはパターンが限られます。決まった方向、角度にしか動かさないでいると、関節は錆びついて稼働域が狭くなってしまうでしょう。

肩を大きく回したり、股関節を開いたりして、普段は使わないところまでめいっぱい稼働させてみてください。手首も、腕を前に伸ばして手のひらを反らしたり、手の甲を反らしたり。足首もよく回しておきましょう。

2.体のメンテナンス

2-1.筋肉の状態を最良に保つ
筋肉の状態が悪くなると、痛みを感じるようになります。それは筋肉痛のように一過性のものばかりではありません。腰痛や肩こりなどといった慢性的に続く痛み、神経痛のようにしびれを伴う痛みも引き起こす恐れがあるのです。

というのも、筋肉が硬くなると血管や神経が圧迫されて、通りが悪くなってしまうから。血流が滞れば新鮮な血液が届かず、筋肉が酸素不足や栄養不足になり、痛みを発して改善を促そうとします。神経が圧迫されればしびれや痛みが出るだけでなく、うまく力が入らなくなり、手を使ったり歩いたりするのが困難になる場合も。

そうならないために、筋肉に柔軟性を保つことが大切です。

2-2.関節の状態を最良に保つ
普段から意識的に関節を使うように心がけていないと、現代人の生活では良い状態に保つことが困難です。使わなければ可動域が狭まっていき、いざ動かそうとしても思い通りに動かなくなってしまいます。
肩や肘、膝など、重要な関節はいくつかありますが、体全体について見た場合、重要になるのは骨盤にある仙腸関節です。

わずか3mm程度しか稼働しない関節ですが、これが不調をきたすと腰痛や神経痛、便秘、婦人科系の症状などがあらわれることも。体の外側にも内側にも影響する、非常に重要な関節が仙腸関節なのです。
一日中座っているデスクワーカーやバス・タクシーのドライバーなどは特に不調を起こしやすい部分。運動不足な人や座っている時間が長いと自覚している人は、意識的に改善していったほうがいいでしょう。

3.メンテナンス方法

3-1.セルフストレッチ
最近では、健康バラエティ番組でも効果的なストレッチが紹介されることが増えています。ほかにも、雑誌や書籍、インターネットなどから情報を得られるでしょう。特にインターネットではストレッチを動画で閲覧できるため、複雑な動きでも繰り返し見て覚えられるはず。

セルフケアで一番の障害が、三日坊主です。自分のペースで好きなタイミングで行えるという利点がある反面、面倒になるとついサボってしまいやすいのもセルフケアならでは。そして1回や2回行っただけでは効果が実感しにくいため、途中でやめてしまうのかもしれません。
毎日入浴後や寝る前など時間を決めて、継続してストレッチを続けると効果が実感できるでしょう。
3-2.整体
体のプロフェッショナルによって、的確な施術が受けられます。自覚しているコリや不調ばかりでなく、このままにしておけばいずれ痛みが出る場所や、知らず知らずのうちに負担がかかっている部分などを指摘してもらえるでしょう。その結果、症状が出る前に改善できるということも。

整体院でメンテナンスしてもらう場合には、ただ施術台の上に横になっているだけで大丈夫。ストレッチの手順を覚える必要もなければ、自分で調べる必要もありません。整体師があなたの今の体に合った施術を判断して、筋肉や関節を整えてくれます。

腰痛や肩こりなどの具体的な症状がある場合は、あまり間隔を開けずに通う必要があるかもしれませんが、メンテナンスで通院するのなら1か月に1度ほどの通院で済むことがほとんどです。無理なく続けられるでしょう。

セルフストレッチで頑張ろうという人にとっても、一度プロの施術を受けることで、より効果的な筋肉のほぐし方や関節の調整方法がわかるようになるので、参考になるはずです。

まとめ

髪や肌の手入れは念入りに行うのに、体のメンテナンスがいい加減な人は結構多いのが現状。それならばいっそ、プロに任せてしまうというのも手です。若いうちからマメな手入れを続けていれば、年齢を重ねたときにその効果が実感できるでしょう。これは髪や肌にも同じように言えることかもしれません。まだ大丈夫、痛くないから平気……と思わず、症状が出る前に手を打つのが、本当は一番確実で簡単に健康な体を維持する方法なのです。

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